CONCEPT

- 大分青年会議所について -

 1953年、日本で46番目の青年会議所として立ち上がった大分青年会議所は、「明るい豊かな社会」の実現を志し、70年以上にわたりこのまちと共に歩んできた。その歩みは、地域の声に真摯に耳を傾け、時代の変化に果敢に挑み、幾多の困難に直面しながらも、熱き想いと行動によって未来を切り拓いてきた先人たちの挑戦の軌跡にほかならない。まちの発展と市民の幸せを見据えた先達の想いは、幾度となく地域に寄り添い、多くの人々に気づきと希望を与えてきた。  今、私たちが直面する社会は、少子高齢化、地域経済の停滞、人口流出、国際社会との調和など、複雑かつ多層的な課題に覆われている。これらの課題は相互に絡み合い、単一の解決策では立ち向かうことができない時代に突入している。一方で、それぞれの課題の奥には“変化の兆し”が潜んでおり、そこに私たちが果たすべき新たな役割が見えてくる。青年会議所は今、その存在意義を問い直す岐路に立たされている。  このような時代にあって、私たちが最初に取り組むべきは、あらゆる挑戦を支えるための「土台」を確かなものとすることである。組織の運営体制を見直し、透明性と柔軟性を兼ね備えた基盤を築くことが、すべての活動の根幹となる。内部から変革を起こし、全会員が安心して挑戦できる環境を整えることが、これからの青年会議所の信頼と影響力を形づくる第一歩となる。これは共に支え合う文化と信頼のネットワークを構築することであり、「地域を支える基盤として」の使命そのものである。  また、未来のまちを担うのは、これからの時代を生きる私たち自身であり、私たちの後に続く次世代である。だからこそ、自らの可能性に挑戦し、他者と協働し、課題に立ち向かう力を育む「人財育成」が不可欠となる。新たな仲間を迎え入れ、成長を支え、志を共にする中で、地域を動かす原動力が生まれていく。こうした挑戦の中でこそ、真に信頼されるリーダーが育ち、持続可能な組織の姿が見えてくる。会員一人ひとりが自らの成長を実感しながら、まちの未来に貢献できる環境を整えることが、「挑戦を通じた人財育成」の根幹である。  そして、いま地域社会に求められているのは、立場や所属を超えて共に知恵を出し合い、協力して課題を解決していく「共創の力」である。行政、企業、市民、若者、そして子どもたちといった多様な主体と手を取り合い、まちの課題を“自分ごと”としてとらえる人を一人でも多く増やしていくことが、これからの地域づくりにおいて最も重要である。青年会議所はその触媒となり、まちに新たな可能性と対話の輪を広げていくべきである。これこそが「共創で築く地域の未来」につながる道である。  さらに、地域の未来を育むためには、地域に根差した価値観と学びを次世代へと継承する「郷育」の視点が必要である。地域に生きる子どもたちがまちの魅力を肌で感じ、愛着と誇りをもって未来を描けるような環境づくりは、今を生きる大人たちの責任である。  2026年には、大分で8年ぶりとなるブロック大会を主管するという大きな機会を迎える。この大会を通じて、郷育の理念をまち全体に広め、次なる世代と共に歩む覚悟を改めて確認することが、私たちの使命であり、「郷育の実現と共生社会」の出発点となる。  70年の歴史を歩んできた私たちは、今ふたたび、地域のためになにができるのかを問われている。過去の延長線上ではなく、新たな価値と意味を創造する覚悟をもって、まちの未来を見つめなければならない。その挑戦の先にこそ、青年会議所の真価が問われる時代が待っている。

一般社団法人 大分青年会議所 2026年度 理事長 甲斐 大啓

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